一条ゆかり『女ともだち』1・2巻

商品検索でアマゾンがでないので、画像はまた今度。

 一条ゆかりって、昔から因縁のある肉親関係というものが好きですよね。因縁というか、複雑な事情がある、と言ったほうが語弊がないかな。今回読みました『女ともだち』もその例にもれず、といったところです。ネタバレしたところで、面白さは変わりないと思うのですが、まあ、それは作品を見ていただいて知っていただくということで。
 主人公は、顔で売ってる美人女優・西願瑤子の姪っこ菜乃、友達のこずえも女優を目指すモデルで、自身の容貌も悪くない。ひょんなことから大物監督の誕生パーティに出席することになった菜乃だが、本人にその意思は全くないにもかかわらず、映画関係者やこずえは、監督の新作映画出演を狙っているのではないか、と危ぶむ。一条ゆかりが得意とする大人の恋愛やキャラクターの感情が画面によく表現されている良作である。絵以外の完成とともに明らかになる事実や、変化する人間関係なども見所のひとつであろう。


 ちょっと、まじめに書きすぎた、かな?